インライン

2017年10月29日

インラインで練習すべきこと④「インラインは走らないってほんと?」

ずいぶん昔の記事ですが、リクエストがあったので続きを書かせていただきます~

ターン後半、ローラーでみなさん走らせられますか?

多くの方が、こういうと思うんです。

「たわみがないから無理」

でも、これを見てほしいんですよ

2:45から先のめっちゃうまい人。この斜度ゼロの中で走ってます

走らせれるんです、ローラーでも。
むしろ、スキーで走ってるのに、ローラーで走らないということは、板のたわみを開放しているだけでプラスアルファの加速は作れていない、走らせてるつもりが無駄な動きしかしていないことになります

では、どうやるのか、答えは足元の動きにあると思うんです。

腰を前に持ち上げるとき、外スキーが三日月型にスタンス狭まって戻ってきているのが分かりますか?

そうです、スクイズの戻すイメージが大事なんだと思うんですよ

これ、たしかにスクイズのイメージを踏みに持ってきすぎちゃうと、蹴るイメージがついちゃってよくないです。

けど、切り替えに関してはベスト

実際のスキーでも、板の走らせが上手い選手はこの三日月の戻りがすごいんです。

例えばヒルシャー


この動画の0:40 1:25 のあたり、凄くないですか?

例えばミカエラシフリンのインライン


例えば、安藤麻選手



この、スタンスを狭めるイメージをしっかり持ってるかどうかで、インラインでも走るかがかなり変わってきますし、走らせてるときでも、しっかり外足に重さが乗ったまま内倒せずにバランスを保てるかにも関わってきます


すごく、大事な要素じゃないかと

以上で、持論を終わります~何かご意見あったらよろしくおねがいします!

あ、新人スキーヤーさん、コメントくださってたのに返信せずにすみませんorz

動画見ました~あれは、踏みの押し出しの動画ですけど、たぶん切り替えで数ライン外とは違う奴だと思います><

今度良い動画見つけたらあげますね~、教えて下さりありがとうございます!!今後もぜひ読んで、コメントください!!

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yt_love_alpineski at 17:10|PermalinkComments(2)

2017年07月13日

ミカエラシフリンのインライントレーニング

こちら

Summer Training - Rollerblade 

これ、すごい参考になるトレーニングですよね~
特に後半のクローチングでジャンプしてるトレーニングが面白いと思います

何が面白いって、飛ばせるタイミング

走らせ終わるところでジャンプさせるのがいい!!
走らせ始めるところじゃないのが賢い!!カシコとか偉そーよねホント

走らせ始めにジャンプしちゃうと、どうしても腰や状態を上にぬかしたくなってしまう

けど、走らせ終わりギリギリに飛ばさせれば、それまではジャンプする土台を保つために上に抜けないように重心を前にじっくり進めなくちゃいけない

すごく、GS・Super gを意識した練習

動画の合間にうつるシフリンのお母さま、、、
めっちゃ頭いいんでしょうね~

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yt_love_alpineski at 07:00|PermalinkComments(0)

2017年07月09日

インラインで練習すべきこと③「インラインでこそとらえを学べ!」

黒所長~、コメント実は先々日のうちに返信してるので、よかったら見てってくださ~い。
長くてめんどくさかったら、適当でいいです爆

前回までの記事、覚えてますでしょうか笑
リンク張っときますね~
インライン記事まとめ

さて、本当なら
②走らせる時ただ体重を抜いて、板に走ってもらってるだけになってませんか?自分から板を走らせる動き、できてますか?
を解説していくはずなんですが・・・

かいぞーさんへの返信もかねて、今回は
③膝を返す時自分から板を外に出して、つの字を描かせながら、エッジをかけにいくことができますか?自分からとらえを作ること、できますか?
を考えていこうと思います。

みなさん、とらえって、どういう状態・動作だと思いますか?

切り替え中、板が外を出ているときに傾きがでて、外足のインエッジ・内足のアウトエッジがかかること。

って答えの方がほとんどだと思います。

つまり、こんな感じ
Your Ski Coach Tech Tip: THE PIVOT
この動画のシュプールみたいなイメージだと思うんすよね


でも、それ違うと思うんですよ

「とらえ」ってのは、スキーが数ライン外に出されることで、トップのエッジが雪面を削りトーションが効いてエッジがかかりやすくなり、かつ板がフォールライン方向までCの字で向いてくる状態

だと思うんすよね

・・・なんか難しいこといってすいません^^;

もっとかみ砕いて説明してきますね~
SLモデル

上のリンクの画像をごらんください

2コマ目で既に少しとらえが始まっているように見えますか?

もし、とらえ=エッジが噛むだけだとしたら、ここから板はあまり外にでないことが想像できると思います(どんどんフォールライン方向に向かっていきますよね

しかし、3コマ目の足の出、傾きはどうみても、それこそ2コマ目で板がその向きのままフラットに出たとしてもおかしい外に出ているのです。

なんでかというと、スキーが数ライン分上に出されてるんですよね、ひざを返す時に

そしてこの時、トップのエッジと面が雪面の表面を滑らかに削ることで、スキーをねじる力が加わり、エッジがはまりやすくなりながら、しかもフォールライン方向へ曲がっていくのだと思うのです。

GSモデルでも同じですし、
この動画でもわかりやすいですね
Weight transfer in SLALOM Skiing
14-15 FIS World Cup SL Schladming Alexander Khoroshilov slow  

少し話が変わりますが、膝を返すという動きはカービングスキーになってから重要視されましたよね。

あれって、昔のトップとテールが細くて長い板では、浅く表面を削るだけじゃ十分なねじりが生まれないから体重をかけながら横に押し出していたステップターン)のが、

カービングスキーでトップとテールが広く・板が短くなったおかげで、ひざを返しながら表面を削るだけでできるようになったってことだと思うんすよね

そーいう意味で、やっぱりヘルマンマイヤーは偉大だ

Hermann Maier Olympic GS gold (Nagano 1998)  

ステップターンのグリュニゲンと、ひざを返すヘルマンを比べてほしい。ヘルマンは誰よりも早く、この動きの可能性に目を付けた選手だと思う

まぁ、最近は逆にステップターンを活用して速くなってるワールドカップ選手もちらほらいるんですけどね、そこはまた別の機会に

話がそれちゃったっすね

まぁつまり、とらえってのは足をターンを描きながら横に押し出す動きで作れるものだと思うんすよね。
そして、カービングスキーではひざを返せばトップのエッジが勝手に削ってやってくれるけど、ローラーにはエッジなんてないので自分からやらなきゃいけない

じゃぁどーやってやるかっていうのは、、、ちょっと疲れてきたんでまた今度に笑

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yt_love_alpineski at 07:00|PermalinkComments(3)

2017年07月02日

インラインで練習すべきこと番外編①「WC選手の実践編」

ワールドカップ女子選手が、昨日のインラインの記事
インラインで練習すべきこと②「インラインでこそ、エッジングの練習ができる!」
をさっそく実践している動画があがっていたので、紹介しようと思います!!

Vhlova allenamento a secco

Petra Vhlovaは昨年のSL最終戦で地元ミカエラシフリンを抑え優勝した、スロベニアのWC女子選手。
緩斜面の加速を持ち味とする選手です

滑りの動画はこちら
Petra Vlhová - víťazka Svetového pohára v slalome (Aspen 18.3.2017)  
00616 Petra Vlhova
Petra Vlhová - winner WC Slalom in ARE 13.dec.2016

上のオフトレ動画ではまず、最初の車押しに目を引かれますが(笑)まじやべぇ、女性じゃない(誉め言葉)
次のインラインのシーンに注目してください

外足を後ろから前へ進める形で、押し出しながら進んでいることがはっきりとわかると思います。

そして、外足を進める勢いをつけるために外手を回して進めてますが
腰と上半身が全く回っていないことがポイント

外向を強めながら内腰を斜め前に進めることで、外足を進めていることがわかるかと思います。
もちろん、内足を引いてるから前後差は出ない

映像をよく見てもらえれば、一ターンごとにスパッという効果音が付きそうな切れ味を感じるかと思います。
外足の小指、内足の親指を最大限に活用している証ですね

インラインは、ワールドカップクラスでも十分通用する立派なオフトレであることが、はっきりわかる動画だと思います

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yt_love_alpineski at 07:00|PermalinkComments(0)

2017年07月01日

インラインで練習すべきこと②「インラインでこそ、エッジングの練習ができる!」

今回は
①踏むとき自分から板を後ろから前に滑らせれますか?自分からエッジを縦に食い込ませることができますか?
考察思います

インラインで踏みの練習をする時、エッジングの練習はできないホイールだからできるわけがないと思っているかた多くありませんか?

んなこたないと僕は思うのです

こちらのインラインアルペンのヨーロッパカップをご覧ください。

インラインアルペンの世界大会では、内倒が存在します。とんでもなくツルツルのコンクリートコースでセットが張られるのです。もちろん、ローラーにエッジなんてものはありませんホイールでエッジグリップを再現しなくてはならないのです!スキー以上にエッジングのテクニックが要求されるのです

では、インラインでエッジングを強めるにはどんな動きをすればいいか・・・

まずはこちらの動画をfoot movments.mov
アメリカのナショナルチームの選手とコーチがスキーテクニックについて解説している動画です
海外では、エッジングを強めるために踏みで、外足の小指内足の親指持ち上げていく。もちろん、脛を内側に入れるとか、そんな動きではなく。外側の指を内側に持ち上げてエッジを食い込ませるんです。

他にエッジングに大事な動きがもう一つ
こちらの動画をHow to Execute the Perfect Ski Turn   
外足スキーを後ろから前へ、このように進めながら圧をかけるイメージをお持ちですか?
エッジは横に押し付けて使うものではない、縦に切るために使うものです。
ナイフで切るのと同じ要領ですね

もちろん、足だけ前に進めて、腰の位置が変わらないのでは、意味がない全身が前に進まなければ加速したとはいえません

だからこそ、重心・内腰を斜め前に沈めることが大事。外腰をすすめるだけでは、進む板についていくだけで、引っ張っていくことはできない。加速にはつながらない
重心を斜め前に出すことで、足を後ろから前に進めながら荷重することが可能になる

ただ、ここで問題が生まれます…内腰を斜め前に沈めると、内足が前に出やすくなり前後差が生まれてしまう。
前後差は百害あって一利なし。内足にしか乗れなくなる。動きが固まる。エッジ角をつくれない。内足が傾かずにエックス脚になる。後傾になる。etcetcetcetc

だから、内足をたたみながら前から後ろに下げる動きをして、前後差にならないように必死に耐える!!

…そう、この動きを組み合わせると、自転車を逆にこぐ動きになるんです!!あのテッドリゲティーがいっていたやつ!

見本の動画
はこちら

これがpedal movement。内足が前にでるのを防いでる状態だから、そう動いているように見えないけど、実際はめっちゃ外足を前に進めて、内足を下げている。その力の原動力のために内腰をめっちゃ斜め前に沈めているんです

だから、インラインでもエッジングができるし、めっちゃ進むわけで
以前最後に紹介した動画だけど、こんな加速が可能になるわけなんすよね
юные горнолыжники ( тренер С.Сергеев ) ролики ( слаломные упражнения ) 2014
このほとんど斜度のないバーンで、自分から板を進めれるからこそ、一ターンごとにぐんぐん加速していくことができる・・・インラインやったことある人にならわかると思うけど、インラインって平地だとほんとすぐ止まるよね。でも、この動きができればむしろ加速することができる、スキーならなおさら!!
юные горнолыжники ( тренер С.Сергеев) на сборе в Альпах
юные горнолыжники ( тренер С.Сергеев ) т-ка сп слалом 07.12.2014 ч.3  
見てください!!この力強いエッジングと加速を!海外のバーンは日本の比じゃなく硬いんです。にも関わらず、このエッジグリップの強さ!
manuel fellerの滑りなんて、まさにこの動きを極めた速さ!

まぁ・・・実は滑らせる動きにはあと一つ大事な要素があるんですけど、それはまた別の機会に
ではでは~次回は明日か、来週の土日に
              
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