理屈

2017年08月18日

松岡修造ジュニア時代の屈辱から学ぶコーチング

誰でも知ってる松岡修造さん

ソチオリンピックでは、ロシアに上陸した瞬間、気温が10℃代まであがったなんて話もありましたね笑

そんな松岡さんですが、選手時代は相当な逆境の中戦っていたのは有名な話

例えば、有名な話ですが

・ジュニア時代、才能のあった兄と常に比較され、コーチは兄にばかり熱心に指導
・確か、全中で優勝したときには、海外の有名選手が優勝した自分には見向きもせず、才能豊かな準優勝選手とばかり熱心に話していた

などなど、他にも挙げだしたら止まらないほどの逆境を心の強さで乗り越え、あれだけの偉業をなした尊敬すべき人ですよね~

さて、今回はこの話から、コーチの在り方について考察してみようと思います

上のテニスのコーチ、鬼畜ですよね

残酷な方々ばかり、、、しかし、それだけ将来伸びる芽かを見極める力があるということ

成績に関わらず、、、です

松岡選手は、心が誰よりも一級品だから跳ね返せましたが、ご本人も認めるように、実は素質はなかった(だからこそ、尊敬なんですけどね)

これ、アルペンスキーだとどうなんだろ?ってふと思いました

ジュニア時代から成績だけで判断し、指定強化選手の選考や、よい備品の提供などをされています

でも、、、結構みんな途中で伸び悩みますよね

小学から強化して高校まで続く選手って、すっごく少ない

対して、海外だと、U14・U16の成績は参考程度

むしろ、タイムではなくどんな滑りをしているかで判断している

アメリカのskills questなんて、まさにこういった考えの体現ですよね

才能の芽・伸びる技術か否か、それを見極められるようになるってとても大事なんだなと

ふと、思いました

今日の動画


苗場ワールドカップ前、ノルウェーチームの調整練習です

調整なんで、みんな流してゆっくり滑ってる。

動きを正確に、丁寧に調整。ミスっても、無理してはいらない。

まさにアップって感じの滑りです

簡単そう?いえいえ、混ぜてもらってる日本人の子たちをみてください・・・はい、ゲキムズです

バーンはあり得ないぐらい硬い、ふり幅もおかしい

こんなコース、セットがアップ・・・やばいっすよね

苗場を見に行った時、一足はやくいって、アップを見てきました

外国人選手、楽々と滑ってきます

日本人選手、二本目以降どんどん吹っ飛ばされていく。掘れただけでやられてしまう

ちらっと聞こえてきました「ムズイっすね」

決して、日本人選手が下手なんじゃない。ナショナルチームはめちゃくちゃ上手い

ただ、WC選手たちが異次元過ぎる・・・やばいっすよ、あの人たちは

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yt_love_alpineski at 07:00|PermalinkComments(0)

2017年08月04日

【書評】"アルペンスキーターンテクニック"を読んでみた

スキーのいい本って、中々ないですよね。

スキージャーナルは、当たり前のことをやたらめったら難しい言葉で説明してるだけで、しかも技術選にしか使えない話しか書かないし(レーサーには逆効果の話バッカ)

ちまたの指導書は、なんか細かいテクニックについての話だらけ。実践的なアドバイスはほぼ0

少なくとも競技スキーヤーの自分からすると意味不明な話ばかり。ポールでやったらアウトな技術論ばかりで、、、正直使えません。
(あれ、基礎スキーヤーにとっても、使えない臭が半端ない気がするんですが・・・
デモの滑りみても、とても指導書どおりにしてるとは思えないというか、なんというか。基礎やってるかた、誰か教えてくださいorz)

そんな中、結構高評価なスキー指導書がありました。それがこちら

アルペンスキー ターンテクニック

あ、アフィリエイトじゃないんで、、、金もうけのために良くないもんを無理やりよさそうに宣伝して売りつける気はありません。いやだったら、自分で検索してね

これ、どこで聞いても、結構評価高かったんすよね。今回せっかくなので、さらっと読んでみました

んで、読んだ感想としては・・・

これは競技スキーのための本じゃねぇorzorzorzorzorzorzorz

ってことです。いやほんと、、、タイトルにアルペンってあったから期待してたのに泣

これは、ゲレンデスキーの入門書に、真っ当な物理学をまぜて解説を入れた本なんですよね

いやまぁ確かに、アルペンって、テレマークじゃない板全部のこというし、ゲレンデスキーもアルペンだけどさ・・・くぅ

ちなみに、競技でタイムアップを目指したい人にはあんまおススメできない。

この本では自分から適切に圧をかけるにはどうしたらいいのかが全くない

外力を上手く使うためについて、これでもかと丁寧に書かれている本です。

確かに、ゲレンデスキーヤーには、外力を無視して不自然な踏み方をして上手くいってない滑りはたくさんいる。

だから、外力の上手い使い方をしましょ~ってコンセプト

その先の、外力を使いながら、なおかつ自分からスキーをたわませるためにどのように効率的に加圧するかについてまでは書かれていない。

競技向けの本ではないね、これ

逆にゲレンデの入門書としてはかなりいいんじゃないかな?

スキーを効率的に使うための大事な基本を、物理を使ってとことん説明してる。

まぁ入門書にしては、少し敷居が高すぎるけどね。上級者がスキーの基本ってなんだったっけ?ってのを見直すのにかなり使えると思う

つまり、まとめると

①競技スキーのための本ではない!!
②ゲレンデスキーの基本を物理で丁寧に説明してる本
③上級者がスキーを効率的に使うための基本を見直すのに最適(特に、色んな理論で頭がぐちゃぐちゃした時にね)

うん、真っ当な本だ。安いし、そこそこおススメです

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yt_love_alpineski at 19:00|PermalinkComments(0)

2017年07月30日

【自省】バカな奴は単純なことを複雑に考える【批判】

バカな奴は単純なことを複雑に考える。
普通の奴は複雑なことを複雑に考える。
賢い奴は複雑なことを単純に考える。
            稲盛和夫

こちらのサイトから引用させていただきました

名言から学ぶコーチング 【名言集】

この言葉、いつも自省のために言い聞かせています

僕の話、ど~も小難しいまんまなんすよね

普通のやつは複雑なことを複雑に考える or バカな奴は単純なことを複雑に考える

まさに、今の自分って感じ

実践でこんな細かいこと考えてられっかってこと

だからいつまでたっても実践にフィードバックしづらいんだよなぁ

すぱっと、一言で本質をつけるようになりたい

また、インチキ理論はもっとこんな感じ

バカな奴は単純なことを複雑に考える

中身のなさを難解な言語でごまかしてる感じ

よくよく見れば、当たり前の話を難解な造語を使って素晴らしい発見であるかのように語ってる・・・とかね

これとか

要は、トップスキーヤーは脱力を上手く使えてるけど、脱力しすぎると安定しないから固めるところは固めましょう。外足と内足で動かし方、乗り方は違うけど、タイミングを合わせて一緒に動かしましょう。筋トレしすぎると、硬い筋肉で動きが制限されることがあるから気を付けてね★

そんな内容をいかにも学問的な造語でいつまでもいつまでも、、、

こ~いうの、理論家としてはだいっきらいです


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yt_love_alpineski at 07:00|PermalinkComments(0)

2017年07月06日

たわみによる走りって結局…


たわみによる走りって結局、こういうことっすよねたぶん。
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決して、上から押してたわんでる分走るんじゃなくて

たわんだ前半部分からスキーのスピードに押されて、後ろに縮まされて
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それを開放すると 、詰まってたぶんが前に進む感じ
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絵が汚いのはご愛敬(笑)

だから、ただ上から圧をかけるだけじゃあんま走んなくてトップからテールまでつかって、後ろから前に押し込んでかないと、走りは生まれない

んで、トップが柔らかいと曲がりやすくて、テールが硬いと走りが強くなるって話は、

もちろんトップがしなやかだと簡単にたわんで曲がりやすくなるし、テールが硬いとトップを前に押し込むための土台になるし、硬いバネの部分が縮まないと強い力生まれないしってことだと思うんすよね。テールも柔らかいと、力逃げちゃうし。

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